■ 施工にあたって:

 

 

■プランにあたって/家吉建築デザイン:若山勉:

敷地は近江八幡の旧市街地の中の、昔ながらの町並みが残る住宅地でした。
クライアントは住宅としての機能はもちろん、
純粋な建築空間として、またオブジェとしての美しさも求められていたので
設計にあたっては、対話の中からたくさんのイメージを少しずつ共有し
それらを緩やかに繋いでいきました。
材料は吉野杉や、信州赤松、コンクリート打ち放し、鉄、珪藻土、和紙などを採用し、
素材の持つ力をダイレクトに感じられる空間を目指しました。
施工にあたっては、各職人の丁寧な手仕事が素材の力をさらに引き出していると思います。
敷地内は多くの木々や石が配置され、建築内部からは四季に移ろう様々な風景を眺めることができます。

  1. 古い集落の中に溶け込む主張しすぎない外観。
  2. 屋内から森を感じられるような庭。
  3. 趣味の音楽活動が楽しめるスタジオ空間。
  4. 自然素材の良さが引き立つ仕上げや細部にわたる意匠への配慮。

 

DATA

竣工:2012年12月
構造・規模/木造2階建
場所:近江八幡

敷地面積/815.11m²
延床面積/175.99m²
設計/一級建築士事務所 Architectural Design 家吉

2013.10.03|WORKS