設計概要
- 敷地は北面に大きく開けており、山々を望むことができる。
- 窓辺にソファに座ると、室内の質感と外の緑の空間が繋がる。
- 天井高さは2.1m。低さが落ち着きと広がりを感じさせる。
- 吉野材と松彦建設の得意な左官仕上げを内外にふんだんに使用。
- 太陽電池一体型集熱屋根「そよルーフ」を採用。
- ヒートポンプ式輻射冷暖房「クール暖」を採用。
玄関
玄関前の一つの間。ベンチや外物置を設えた空間があります。
アトリエ
設計事務所用の小さなオフィスを用意しています。
私たちの新たなパートナーとなり、良い住宅を創っていこうという若い設計者のためのスペースとしています。設計者も工務店も、製材所も、ともに歩めるパートナーを募集しています。
主寝室
開口部脇に見えるのは「クール暖」の放熱器です。
クール暖とは、輻射冷暖房の装置です。
リビング
景色のいい2階をリビングにして、伸びやかな空間に。
デイベッドを兼ねたソファ
小上がりになった2畳の和室
薪ストーブコーナーなど。
キッチンetc
自由に動き回れる動線を組み込んだ、楽しいキッチンスペース。
内壁・天井・床
スギやヒノキ、コウヤマキなどの風合いを内外の造作・仕上げに活かし、松彦が得意とする左官仕上げの壁との融合が図られています。左官ならではの吸湿効果と、木目のゆらぎや手触りなど、心地よい空間を体感してください。
外壁
外壁は左官技術を活かして白のそとん壁、かき落とし仕上げに。
木部の塗装にはウッドロング・エコ(塗料)を使用。
ウッドロング・エコは、天然成分のみで作られた木材保護剤、新しい木に塗ることによって、木材に腐朽菌が発生しにくい環境をつくり、塗り直しを必要としないとされる塗料です。
開口部
陽の光を調節できる窓=サッシ・網戸つき格子・障子
京都サロンは網付きガラリや障子、トップライトなど、様々な光の表情が楽しめます。
開口部の木製建具はサッシ・網戸つき格子・障子の3枚を戸袋に引き込めるようになっており、すべて開け放せば外部の自然と一体になるような、気持ちのいい空間が広がります。
四季折々の朝、昼、夕の陽の光が室内の荒々しい土壁を照らし、その表情を刻々と変えていくところは京都サロンの味わいのひとつです。
植栽
荻野寿也さんの造園設計
庭ではみどりや花々の爽やかな香りや涼しい風を、室内からは絵画のように、日本の原風景を味わうことができます。春には2階のリビングから桜の花を楽しめます。